身体表現性障害は多くの症状と認知しにくい│細かな症状

他の病気との併発

3人の医者

身体醜形障害と併発

身体表現性障害の症状として知られる身体醜形障害は、自分の体は醜いのではないか、奇形なのではないかという事を強く感じて、実際はそうでないはずなのに、醜い、奇形だと思い込んでしまう症状です。例え誰かに醜くない、奇形ではないと言われても信用したり安心できず、鏡や水面に映る自分の姿だけでなく、やがて自分の影を見ただけでも不快感や不安感を抱いてしまいます。こうした状態が長期間続くと、人前に出ることが恐怖になったり、人に対して自分の顔や体を晒すことが怖くなってしまいます。自分は他人に不快な思いをさせてしまうのではないかという恐怖を抱いてしまうのです。その結果として、身体表現性障害と一緒に強迫性障害を併発してしまう例も少なくありません。強迫性障害の中の症状として加害恐怖というものがあるからです。これ以外にも、自臭症、対人恐怖症、うつ病も併発しやすいのが身体醜形障害の特徴です。

疼痛性障害と併発

疼痛性障害は、身体表現性障害の中でも原因不明の激しい頭痛や腹痛、その他の痛みによって日常生活に支障を来たすような症状を指します。通常、体の痛みというのは何らかの外科的、内科的な要因によって引き起こされている事がほとんどなのですが、疼痛性障害における痛みは、心理的な不安やストレスが原因になっています。そのため、医療機関を受診しても、原因不明、所見なしと言われてしまう事が多いようです。これにより引き起こされる併発される病は、まず強い痛みによる不眠症です。強い傷みが続くので眠ることも出来ず、睡眠障害になってしまいます。また、医師や周りの人が、自分の苦痛に理解を示さないため、人間不信に陥り、うつ病をはじめとする様々な精神病に発展していきます。また、傷みを抑えるために過度の飲酒をしてアルコール依存になったり、医師から処方された鎮痛剤や抗鬱剤、睡眠剤に依存してしまう薬物依存に陥る危険性もあります。

身体化障害との併発

身体化障害は、様々な症状が繰り返し発生するのが特徴です。頭痛、下痢、嘔吐、性欲減退など様々な症状を呈しますが、検査をしても特に原因が見当たりません。身体化障害は、これらの症状を他者に気遣って欲しい、自分のことを大事にして欲しいというコミュニケーション手段、あるいは処世術として無意識に現れているものだと言われています。また、症状が出ている本人は、それらの苦痛に対して様々な訴えや、病歴、それにまつわるエピソードを話してくれますが、その殆どが誇張されていたり、空想の産物の事が多いようです。この身体表現性障害の中の身体化障害と併発しやすいのは、演技性人格障害、境界性人格障害と呼ばれる精神障害で、これらをまとめてパーソナリティ障害です。自分が病気である、難病に苦しんでいるということを周囲にアピールし、周囲からの注目を集めようとします、また、虚言症や自殺未遂を繰り返し、犯罪行為などに手を染める場合もあるため、放置は危険です。