身体表現性障害は多くの症状と認知しにくい│細かな症状

絡みあう原因

具合が悪そうな男性

心の問題

酷い痛みが続いているが原因が分からない、自分が醜いと感じるので整形手術を繰り返しているなど、身体表現性障害には様々な症状があります。しかし、病院に行っても異常無し、または原因不明と言われるため、本人も周囲も病気に対して認知出来ないまま、症状に苦しみ続けます。症状があり病院で複数の科を受診しているにも関わらず、原因が分からないという場合、身体表現性障害の可能性もあります。これは体では無く、心のバランスを崩してしまっていることが原因です。失業や人間関係での悩み、恐怖などが複数に絡みあって、結果的に痛みなど症状として現れてきます。また、他の精神疾患とも関わりが深いため、別の精神疾患を持っている人がこの病を併発することもあります。原因の分からない痛みなどがある場合、一度自分の悩みや社会的な状況などを見直してみる必要があります。

醜く見えてしまう心

身体表現性障害の一つである、身体醜形障害は自分の容姿に過度にこだわってしまうというものです。結果的に必要以上に化粧をしたり、自分の容姿について人に繰り返し聞き続け、人間関係を悪化させてしまうこともあります。日常生活に支障をきたしてしまうレベルで考えすぎてしまうために、常に自分自身にストレスを与え続けている状態になります。この身体醜形障害の原因はいくつも挙げられます。幼少時代に親などの身近な人に言われた言葉や、理想の容姿とかけ離れている自分が許せないという完璧主義、自尊心が非常に低いなど、子供の頃の周囲の環境はもちろんですが、自分自身の心の持ち方が原因ともされています。また、近年のマスメディアの取り上げ方も問題とされています。極端な例を上げれば、日本国内のマスメディアで女性は細く、体重も軽いということや、顔であれば目が大きく輪郭は小さいことが美の鉄則であるように取り上げたりもします。偏ったマスメディアの情報を取り入れることにより、自分自身の美的価値観を大きく狂わせてしまうことも、身体醜形障害の原因とも言われています。

子供もなりやすい

子供は自分でも気がつかないうちに周囲に大きな影響を受けています。周りの友達は出来るのに自分は出来ない状態や、大人が冗談で言った些細な言葉や、いじめなども深く子供の心に影響します。こうしたストレスから、小中学生の身体表現性障害患者が登校前に腹痛や下痢、手の麻痺などの症状が実際に現れるということもあります。身体表現性障害の場合、決して仮病でこのようなことを言っているわけではなく、実際に本人は症状に苦しんでいることを理解する必要があり、気のせいだと決めつけて一時的に学校に行かせることが出来ても、ストレスの原因が一体何なのかということから見直さなくては、症状はなかなか改善しないかもしれません。

話してみよう

身体表現性障害は心の病気だということがここまでで分かりました。必要であれば投薬治療を行うこともありますが、投薬治療は対処療法です。痛い部分に痛み止めを処方されたりするだけであって、ストレスを吹き飛ばすことは出来ません。心にストレスを感じている時は、まずはストレスの原因が何かを探ってみましょう。また、ストレスを人に話すことや、ストレスを出来るだけ自分から遠ざけるという対処法もおすすめです。